【4012】アクシス新規上場で気になる株価は!?

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2020930日に東証マザーズ市場へ上場する「アクシス」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

アクシスの上場日は!?期待度は?

企業名

アクシス

上場市場

東証マザーズ

銘柄コード

4012

事業内容

業務アプリケーションの設計開発・運用保守、インフラシステムの設計構築・運用保守の提供及びクラウドサービスの提供

所在地

東京都港区

設立

1991年

従業員

301名

会社HP

https://www.axis-net.co.jp/

監査法人

EY新日本

上場日

2020年9月30日(水)

主幹事

SMBC日興証券

BB期間

2020年9月11日(金)~ 2020年9月17日(木)

価格決定日

2020年9月18日(金)

購入申込期間

2020年9月23日(水)~ 2020年9月28日(月)

同社は業務用アプリケーションの設計開発を手がけるSIerです。

主に金融機関や自動車向けに強みを有しており、AIIoT等市場で話題な業種の上場ということもあって注目を集めています。

今回は同社の概要を通して事業の成長性等分析していきたいと思います。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.axis-net.co.jp/service/#cloudsolution

同社は1991年に小倉博文氏によって設立されました。創業来システム開発を手掛けてきた会社で、途中吸収合併等組織変更を経て現在に至ります。

同社は特に金融機関向けの業務アプリケーションの開発に強みを有しており、大手SIerからの受注を着実に伸ばしてきました。金融機関のデリバティブ取引や外貨資金取引、勘定データ等、金融機関にとってコアとなるシステムの開発によって評価を高めてきています。

また直近では金融機関以外に自動車向けのクラウドサービスを開始し、「はたらく車」の位置情報や走行距離をリアルタイムに確認することができるクラウドサービス「KITARO」を提供しています。

トラックやバス等、安全や効率が求められるものに関してクラウドで確認することができるようになることで、運営側が的確にはたらく車の運用が可能としています。

今後は金融機関や自動車向けを中心に、DXやフィンテック、RPA向けに事業拡大を行う方針で、国内に3拠点を有したニアショアによってシステム開発を加速させていく方針です。

 

2015年12月期

2016年12月期

2017年12月期

2018年12月期

2019年12月期

売上高(百万円)

2,192

2,681

2,884

3,214

3,411

経常利益(百万円)

176

271

367

275

184

当期純利益(百万円)

92

194

225

193

131

純資産額 (百万円)

709

903

1,147

1,340

1,471

BPS(円)

3,731,394

4,751,222

59,677

697

765

EPS(円)

482,563

1,019,828

11,745

100

68

自己資本比率(%)

64.3

67.90

64.5

69.6

72

ROE(%)

13.8

24

22

15.5

9.3

配当性向(%)

業績は右肩上がり傾向です。売上高は5期連続増収となっており、利益に関しては波はあるものの安定に推移しています。上場後は更なる成長が見込めそうです。

尚、202012月期2Q20206月末)の売上高は1,880百万円、経常利益は204百万円とすでに前期を上回る可能性が高い状況です。AIDXなど新型コロナウイルスによって注目が集まっており、同社のビジネスには追い風となっています。

配当はこれまで無配で、上場後も当面は無配を続ける方針です。

公募株数

総数595,700株             (内、公募78,000株、売出440,000株)

OA分

77,700株

発行済み株数

2,050,000株

想定価格

1,020円(100株単位:10万円)

仮条件

1,020円 ~ 1,070円

初値予想

3,000円~6,000円

想定PER

約16倍

想定PBR

約1倍

配当利回り

なし

想定時価総額

22億円

今回の上場にあたっての吸収金額は6.8億円で、時価総額が20.9億円と東証マザーズ上場銘柄としては小規模案件です。創業年数は経っているものの、成長が見込める業界であるため、ある程度初値に期待したいところです。

株主名

保有割合

ロックアップ

小倉博文

59.33%

180日間

日向宏

12.61%

180日間

山本浩史

12.15%

継続保有

横田佳和

5.61%

180日間

小泉彰宏

3.27%

継続保有

石川浩一

1.86%

180日間

白川雄一

0.57%

180日間

水元真之介

0.23%

継続保有

駒井健太朗

0.23%

継続保有

小菅直哉

0.23%

継続保有

同社の株主構成ですが、創業者である小倉博文社長が筆頭株主で、同社株の59%を保有するオーナーです。2位以下は役員・従業員で占められています。

今回の売出は従業員等を中心に4名で、44万株を売出予定です。

公募によって2.0億円の資金調達を実施し、AIソリューションの拡大に向けた人材採用費に充てる予定です。

大株主には180日もしくは90日および公募価格1.5倍のロックアップがかかっており、VCをはじめ上場後エグジットリスクに晒される可能性があります。

今回は公募のみの資金調達案件で、事業拡大のための資金調達と上場することで得られる信用度によって優秀な人材の採用を行っていきたいという思惑が感じられます。大株主が売出に参加していないため、今後の株価上昇を大いに狙っているといえます。初値高騰に期待できます。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「アクシス」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

SMBC日興証券

91.35%

544,200

幹事

SBI証券

1.73%

10,300

エース証券

1.73%

10,300

岡三証券

1.73%

10,300

極東証券

1.73%

10,300

楽天証券

1.73%

10,300

今回の主幹事はSMBC日興証券が主幹事を務めます。その他SBI証券を含む5社が幹事を務めます。

著者のまとめ

システム開発の上場会社が増える中、それぞれの優位性がどこにあるのか不明瞭な状況があります。今回のアクシスにおいても金融機関向けに堅実な開発によって成長してきているものの、明確な強みは感じにくいところです。上場後の業績の向上に注視し投資していきたいところです。

アクシス株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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