【4396】システムサポート新規上場で気になる株価は!?

[ スポンサードリンク ]

[ スポンサードリンク ]

201882日に東証マザーズ市場へ上場する「システムサポート」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

システムサポートの上場日は!?期待度は?

企業名

システムサポート

上場市場

東証マザーズ市場

銘柄コード

4396

事業内容

ITシステム開発、データベースやクラウド)の移行・基盤構築、ERPの導入・運用保守、データセンター運営、自社パッケージソフトの開発・販売

所在地

石川県金沢市

設立

1980年

従業員

882名

会社HP

http://www.sts-inc.co.jp/

監査法人

新日本

上場日

2018年8月2日(木)

主幹事

大和証券

BB期間

2018年7月18日(水)~2018年7月24日(火)

価格決定日

2018年7月25日(水)

購入申込期間

2018年7月26日(木)~2018年7月31日(火)

同社は加賀百万石・石川県に地盤を堅める独立系システムベンダーです。

ベンチャースピリットを持った同社は大手企業の下請け等に頼らず、独自でITシステムの導入を行う強みを持っています。特にこの20年間は連続増収を見せているなど成長性が著しい会社です。

地方企業の上場ということもあり、期待を持ちたい上場案件です。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.sts-inc.co.jp/products/index.html

同社は1980年にシステム開発を行う会社として石川県で創業しました。

1994年にバブル崩壊後のあおりを受けて倒産危機に陥りそうになった時期に、東京の営業所でエンジニアをしていた現社長の小清水良次氏が私財を提供し、同社の社長となりました。その後急回復し現在に至ります。

同社の強みは大手メーカーの傘下や下請けとしてシステム提供を行うのではなく、独立系のITベンダーとして成長している点です。

特に米国のオラクル社のデータベースシステム、アマゾン社とマイクロソフト社のクラウドサービス(AWSAzure)、サービスナウ社のITマネジメントシステムを取り扱うことができ、顧客に対して独自でシステム開発・提供・運用を行うことを可能としています。

同社は地方の独立系ITベンダーとしては唯一米国シリコンバレーに子会社を配置しており、グローバルなビジネスを展開している企業です。

売上や成長性は?

 

2013年6月期

2014年6月期

2015年6月期

2016年6月期

2017年6月期

売上高(百万円)

5141

5636

6002

8113

8865

経常利益(百万円)

61

100

△179

181

255

当期純利益(百万円)

33

13

△399

153

214

純資産額 (百万円)

408

417

147

99

344

BPS(円)

1,568

1,604

413

56

183

EPS(円)

127

51

△1,397

86

121

自己資本比率(%)

19

18

6

2.9

9.4

ROE(%)

8

3

△141.6

258.7

96.7

配当性向(%)

11.8

29.2

4.1

8.1

同社の業績推移ですが、着実な業績を出しています。特に売上高は1996年から現在まで連続増収となっています。一方利益については変動はあるものの、成長過程にあると言えます。配当については内部留保を考えつつも出して行く方針です。特に同社の場合は従業員持株会が筆頭株主となっているため、業績が従業員に対する配当という形になる形をとっています。

公募株数

総数650,000株             (内、公募540,000株、売出110,000株)

OA分

97,500株

発行済み株数

2,420,000株

想定価格

1,650円(100株単位・17万円)

仮条件

1,650円~1,750円

初値予想

2,500円~4,500円

想定PER

約19倍

想定PBR

約3.3倍

配当利回り

0.2%程度

想定時価総額

40億円

今回の上場にあたっての吸収金額は12億円と中規模です。ITベンダーの上場案件は評価されやすく、かつ時価総額が40億円ということもあり初値高騰の可能性は大いにあります。

株主名

保有割合

ロックアップ

システムサポート従業員持株会

37.16%

90日間or1.5倍

一般社団法人 小清水の会

20.09%

90日間or1.5倍

上岸 弘和

8.92%

90日間or1.5倍

小清水 明子

4.58%

90日間or1.5倍

能登 満

4.20%

90日間or1.5倍

小清水 良次

3.53%

90日間or1.5倍

鈴木 憲二

3.18%

90日間or1.5倍

山下 崇文

2.43%

90日間or1.5倍

森田 直幸

1.40%

90日間or1.5倍

高井 健司

1.27%

 

同社の筆頭株主は同社の従業員持株会になります。小清水社長は元々同社の従業員であり、再建のためにオーナーとなっていますが、従業員の経営参加の意味合いもありこのような形をとっているようです。

第二筆頭株主は小清水社長の資産管理会社でそのほかは役員等で占められています。

今回の売出は大株主の11者で、11万株になっています。

公募によって調達する8.8億円は人員増強費用や大阪支店の移転、短期借入金の返済等に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「システムサポート」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

大和証券

715,000株

95.7%

幹事

野村証券

19,500株

2.6%

今村証券

6,500株

0.9%

SBI証券

6,500株

0.9%

今回は大手の大和証券が主幹事となっています。今回は幹事会社が少ない上場ですが、業界トップの野村證券も入っているなど企業の健全性には問題がなさそうです。SBI証券での抽選には申し込みたいですね。

著者のまとめ

地方の上場案件として評価ができる会社であると言えましょう。大手企業の子会社でITベンダーは数社ありますが、同社の場合は独立系ということもあり、絶え間ない努力をしていると言えます。

バブル崩壊後には倒産の危機もあった同社ですが、小清水社長就任後は急激に業績を回復し、シリコンバレーに子会社を構えるようになるなど、今後益々面白くなりそうな会社であると言えましょう。

初値に関しても予想以上に上昇する可能性もありますので目がはなせない上場案件となるでしょう。

システムサポート株価、PTS株価、ADR株価はこちら

[ スポンサードリンク ]

[ スポンサードリンク ]