【4450】パワーソリューションズ新規上場で気になる株価は!?

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2019101日に東証マザーズ市場へ上場する「パワーソリューションズ」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

パワーソリューションズの上場日は!?期待度は?

企業名

パワーソリューションズ

上場市場

東証マザーズ市場

銘柄コード

4450

事業内容

金融機関に向けた業務コンサルティング・システムの受託開発・運用保守サービス及び業務のアウトソーシング受託、並びに法人に向けたRPAライセンスの販売及び導入サポート

所在地

東京都千代田区

設立

2002年

従業員

152名

会社HP

https://www.powersolutions.co.jp/

監査法人

トーマツ

上場日

2019年10月1日(火)

主幹事

大和証券

BB期間

2019年9月12日(木)~2019年9月19日(木)

価格決定日

2019年9月20日(金)

購入申込期間

2019年9月24日(火)~2019年9月27日(金)

同社は金融機関向けSI事業とアウトソーシング業務及びRPA関連サービス行う会社です。

業務コンサルティングを主業として、大手金融機関との取引実績を有しています。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.powersolutions.co.jp/service/

同社は、2002年に元野村総合研究所(NRI)出身の佐藤成信氏によって設立されました。創業当初より証券会社向け業務コンサルティングシステムの受託開発および運用保守を行ってきました。

同社は「ビジネステクノロジーソリューション事業」単一のセグメントで運営されています。その中で、システムインテグレーション、アウトソーシング、RPA関連サービスの3サービスを提供しています。

システムインテグレーションでは、資産管理会社を始めとする金融機関向けにシステムの開発から運用保守までを一貫して提供しています。クライアントがシステム導入から、現場での利用を行うまでの「ラストワンマイル」までを同社は面倒を見る形を取っています。

また、金融機関の付随業務を請負するアウトソーシングサービスや、事務処理の効率化を図るためのRPA関連サービスを展開しています。

主要取引先は、NRIグループや野村HDなど大手金融機関やシンクタンクとなっています。

売上や成長性は?

 

2014年12月期

2015年12月期

2016年12月期

2017年12月期

2018年12月期

売上高(百万円)

1,603

1,870

1,899

2,132

2,364

経常利益(百万円)

116

2

146

292

291

当期純利益(百万円)

22

△95

85

207

203

純資産額 (百万円)

330

294

379

585

788

BPS(円)

741,011

566,076

729,325

564

759

EPS(円)

49,783

△213,543

163,249

199

195

自己資本比率(%)

35.5

31.7

43.2

50.2

63.1

ROE(%)

7

25.2

42.9

29.5

配当性向(%)

業績は順調に伸ばしてきました。売上高は緩やかですが伸ばしています。利益面では上下があるものの、業容拡大におけるコスト増が優先しているため本業はしっかりと伸びています。201912月期の2Q20196月)時点で、売上高は1,378百万円、経常利益は213百万円となっています。配当は内部留保を優先するため無配としていますが、今後の業績次第では配当を出していく方針です。

公募株数

総数285,700株             (内、公募285,700株、売出0株)

OA分

42,800株

発行済み株数

1,323,700株

想定価格

1,870円(100株単位・19万円)

仮条件

1,870円~2,000円

初値予想

2,400円~3,000円

想定PER

約12.2倍

想定PBR

約1.9倍

配当利回り

なし

想定時価総額

25億円

今回の上場にあたっての吸収金額は6.1億円で、時価総額が25億円とマザーズIPOでは小ぶり案件です。

株主名

保有割合

ロックアップ

合同会社未来企画

25.59%

180日間

合同会社一誠堂

24.38%

180日間

佐藤 成信

8.41%

180日間

みずほ成長支援投資事業有限責任組合

7.73%

90日間or1.5

兼子 浩之

7.56%

180日間

高橋 忠郎

5.43%

180日間

老川 信二郎

3.02%

180日間

加藤 秀和

2.31%

180日間

鈴木 義晃

1.54%

180日間

片倉 正人

1.13%

180日間

同社の大株主は佐藤社長の資産管理会社「合同会社未来企画」と「合同会社一誠堂」の2社で、合わせて49.97%の株式を有しています。佐藤社長の個人分を含めると過半数の50%を超えます。

その他、同社取締役や従業員が株式を保有している他、みずほ成長支援投資事業有限責任組合が約8%分の株式を有しています。

今回は売出はなく公募のみのIPO案件です。

公募は5.3億円の資金調達で、コンサルタントの採用費および人件費、社内サーバーの増強、オフィス増設にかかる費用や借入金の返済に充当する予定です。

売出がなく公募のみのIPOのため、評価されやすい案件となります。ただし、事業成長性はそこまで高くないため、初値高騰は見込みにくいです。ただし、同社株の7%を有するみずほ系VCが上場後エグジットの可能性がある点は注意が必要です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「パワーソリューションズ」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

大和証券

94.00%

308,800

幹事

みずほ証券

2.59%

8,500

SBI証券

0.85%

2,800

マネックス証券

0.43%

1,400

岩井コスモ証券

0.43%

1,400

いちよし証券

0.43%

1,400

松井証券

0.43%

1,400

極東証券

0.43%

1,400

エース証券

0.43%

1,400

今回の主幹事は大和証券が主幹事を務めます。その他みずほ証券を含めた8社が幹事を務めます。

著者のまとめ

SIerの上場案件となります。過去にはベイカレント・コンサルティングなど公募割れしたSIer案件はあったものの、上場後は安定した値動きをしています。堅実に業績を伸ばしているため公募割れのリスクは少なそうです。

売出がないものの、上場後にVCエグジットのリスクがあるためその点を注意する以外には悪材料がないという点は投資していきやすい案件と言えます。

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