【3496】アズーム新規上場で気になる株価は!?

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2018年9月20日に東証マザーズ市場へ上場する「アズーム」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

アズームの上場日は!?期待度は?

企業名 アズーム
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 3496
事業内容 月極駐車場紹介サービスおよび月極駐車場サブリースサービス
所在地 東京都渋谷区
設立 2009年
従業員 64名
会社HP https://azoom.jp/
監査法人 あずさ
上場日 2018年9月20日(木)
主幹事 みずほ証券
BB期間 2018年9月3日(月)~2018年9月7日(金)
価格決定日 2018年9月10日(月)
購入申込期間 2018年9月11日(火)~2018年9月14日(金)

同社は遊休不動産を活用した月極駐車場運営を中心にビジネスを行っている企業です。

インターネット上で月極駐車場ポータルサイトの運営や駐車場オーナー向けのサブリース事業を中心に伸びている企業です。

不動産×ITという業界でも注目される不動産テック銘柄の上場となります。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://azoom.jp/service/1)

同社は2009年に現社長の菅田洋司氏が創業した企業で、インターネットを活用した駐車場運営を展開しています。

同社は月極駐車場に特化した駐車場サブリース事業を行い、駐車場オーナーの空車リスクの低減に寄与しています。また月極駐車場ポータルサイト「カーパーキング」によってカーオーナーを集客し、駐車場オーナーとつなげることが可能となっています。

これまでの月極駐車場は管理者がオーナーであることが多く、借りる場合に駐車場内の電話番号に電話するなど、非常にアナログな世界でした。同社はこの部分に着目して、IT技術を活用したマッチングモデルを構築しました。

カーパーキングで掲載されている駐車場物件数は2018年6月末時点で47,767件と、この5年で2倍以上増えました。また問い合わせ件数が2017年9月期は85,503件と、こちらも5年前より2.5倍に増えました。

今後はコインパーキングや空き家、屋外広告や月極バイク等、多角化を進めていく予定です。

売上や成長性は?

2013年9月期 2014年9月期 2015年9月期 2016年9月期 2017年9月期
売上高(百万円) 245 320 510 804 1221
経常利益(百万円) △9 △29 △44 △28 30
当期純利益(百万円) △11 △35 △50 △28 37
純資産額 (百万円) 1 △35 △84 △103 34
BPS(円) 5,820 △3,316 △8,041 △89 29
EPS(円) △109,411 △3,374 △4,725 △26 32
自己資本比率(%) 1 △25.0 △69.4 △64.4 9.6
ROE(%)
配当性向(%)

同社の業績は着実な成長を遂げています。売上高については5年間で約5倍に伸ばしています。一方利益はしばらく赤字でしたが、前期の2017年9月期で黒字転換となりました。配当政策は基本無配の方針です。成長及び内部留保優先であるため致し方ありません。

公募株数 総数275,000株             (内、公募250,000株、売出25,000株)
OA分 41,200株
発行済み株数 1,453,000株
想定価格 2,900円(1株単位・29万円)
仮条件 2,900円〜3,000円
初値予想 4,500円~5,500円
想定PER 約114倍
想定PBR 約6倍
配当利回り なし
想定時価総額 42億円

今回の上場にあたっての吸収金額は9億円と小さく、時価総額も42億円と小さいため大きな値上がりが期待できそうです。

株主名 保有割合 ロックアップ
菅田 洋司 46.84% 90日間or1.5倍
(株)パノラマ 28.58% 90日間or1.5倍
SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合 4.37%
鈴木 雄也 2.98% 90日間or1.5倍
高橋 崇晃 2.90% 90日間or1.5倍
立川 健悟 2.62% 90日間or1.5倍
櫛田 邦男 2.54% 90日間or1.5倍
眞鍋 隆司 2.48% 90日間or1.5倍
(有)ヒフミ・コンサルティング 1.59% 90日間or1.5倍
倉島 文雄 1.39% 90日間or1.5倍

大株主は菅田社長で、同社株の47%を保有しています。また大株主に名を連ねる「(株)パノラマ」と「(有)ヒフミ・コンサルティング」は菅田社長を含めた資産管理会社であるため、実質菅田社長が同社のオーナーです。

売出は菅田社長のみで、2.5万株です。大株主の大半には上場後90日及び公募価格1.5倍のロックアップがかかっているため4,500円近辺までは売り込まれる可能性は少ないでしょう。

ただし、ロックアップがかかっていない「SMBCベンチャーキャピタル3号投資事業有限責任組合」が4%ほど同社株を保有しており、売出に参加していないため場中での売却が考えられます。

公募によって調達する6.6億円は同社システムの増強・更新や人材採用費等に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「アズーム」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 みずほ証券 222,700株 81.0%
幹事 SBI証券 11,000株 4.0%
東海東京証券 8,200株 3.0%
マネックス証券 2,700株 1.0%
エース証券 2,700株 1.0%
極東証券 2,700株 1.0%

今回はみずほ証券が主幹事を務めます。その他ネット証券が名を連ねますが、株数は少ないため当選確率は低いといえましょう。

著者のまとめ

市場で人気の不動産テック銘柄の上場となります。投資マンション等に比べると需要の高い駐車場に特化している点では堅実な動きが期待できそうです。

業界ではタイムズブランドのパーク24がトップを走っていますが、堅調な同社株の動きを引きつ続く可能性が高く、上場後の動きに期待したいです。

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