ウェルビーの上場日は!?期待度は?どんな会社なの?
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 企業名  | 
 ウェルビー  | 
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 上場市場  | 
 東証マザーズ  | 
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 銘柄コード  | 
 6556  | 
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 事業内容  | 
 就労移行支援および児童発達支援等の障害福祉サービス事業  | 
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 所在地  | 
 東京都千代田区  | 
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 設立  | 
 2011年  | 
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 従業員  | 
 463人  | 
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 会社HP  | 
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 監査法人  | 
 東陽  | 
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 上場日  | 
 2017年10月5日(木)  | 
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 主幹事  | 
 みずほ証券  | 
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 BB期間  | 
 2017年9月19日(火)~2017年9月25日(月)  | 
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 価格決定日  | 
 2017年9月26日(火)  | 
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 購入申込期間  | 
 2017年9月27日(水)~2017年9月25日(月)  | 
2011年に創業した同社は創業以来「障がい者向けの福祉サービス」を行っております。同社はメインビジネスである「障がい者や難病を対象とした職業訓練および求人活動」に注力することにより、公共の手が行き届いていない部分をビジネスチャンスとしています。
日本政府として「働き方改革」と宣言している今日の日本においては「労働者不足」が叫ばれているため、意欲がある障がい者や難病をお持ちの方々の就労は日本の力となることは間違いありません。
同社はその公共性の高いビジネスを通して社会貢献に寄与しております。また就労支援以外にも療養事業を行っており、未成年の障がいをお持ちの子供たちを中心に支援ビジネスを行っております。
どんなことをしている会社なの?
障がい者向けの「ハローワーク」の役割を果たす同社は、「就労以降支援事務所・ウェルビー」を開設し、18歳から65歳までの障がい者や難病患者の就労支援を行っております。
また未成年の障がい者を対象に、未就学児向けに「自動発達支援事業所・ハビー」、小中高生向けに「放課後等デイサービス事業所・ハビープラス」をそれぞれ提供しています。
同社は障がい者向けに質の高いサービスを提供するために所得に応じた「負担金」を利用者より徴収します。ただし徴収額には上限があるためサービス利用額の不足文を行政機関に請求します。
公共性の高いビジネスモデルのため、行政機関に請求された報酬額を地方自治体の国民健保連より支払われます。従ってある程度安定した補助を受けることになるビジネスモデルと言えましょう。
ウェルビー事業では、就労意欲のある障がい者に対して求人企業に合わせたビジネスマナーや技能、コミュニケーション能力向上等のスキルアップについてコミットし、就労後まで徹底的にサポートをするサービスです。
その他埼玉県からの委託事業として「発達障がい者就労支援センター」の運営等も行い、障がい者就労に対して大きく関わるビジネスを行っております。
また未成年に対しても幅広い支援を行っております。未就学児向けの「児童発達支援事業所・ハビー」では遊びを中心とした発育支援を行い、臨床心理士や作業療法士の支援を受けながらご家族と三位一体で発育支援を行っております。
就学後の障がい児向けに「放課後等デイサービス事業所・ハビープラス」を設けており、遊びだけではなく「社会性」や日常生活に重要な「ライフスキル」等のカリキュラムを通して、「将来の就労に向けた下地作り」のためにサービスを提供しております。
2017年6月末において全国69拠点の事業所を保有し、メインはウェルビー事業となっておりますが、今後はハビー事業を拡大していく模様です。
同社は武蔵野銀行やバイオベンチャーを経験した現社長の大田誠氏によって2011年に創業しました。バイオベンチャーに身を置いていた際に多くの難病患者や障がい者と出会い、働く場の提供をしてあげたいという思いが同社創業につながったようです。
上場によって事業所拡大と、知名度アップによって障がい者のサービス利用者拡大に努めていきたいとのことです。
売上や成長性は?
業績面においては年々高成長を遂げております。
福祉サービスはあまり儲からないというイメージがありますが、同社は創業2期目までは赤字を出していたものの、3期目以降は黒字転換しております。
成長過渡期の同社ですので配当額については明確に公表しておりませんが、配当性向20%を目標に配当を出していく方針を示しております。
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 公募株数  | 
 総数1,910,000株 (内、公募250,000株、売出1,660,000株)  | 
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 OA分  | 
 286,500株  | 
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 発行済み株数  | 
 8,850,000株  | 
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 想定価格  | 
 2850円(100株単位・28.5万円)  | 
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 仮条件  | 
 2,400円~2,580円  | 
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 初値予想  | 
 2,500円~3,500円  | 
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 想定PER  | 
 約67倍  | 
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 想定PBR  | 
 約20倍  | 
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 配当利回り  | 
 未定  | 
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 想定時価総額  | 
 228億円  | 
今回のIPOによって市場より吸収される金額が57億円ほどであり、マザーズ銘柄としては大きな値上がりが期待できない規模であります。
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 株主名  | 
 保有割合  | 
 ロックアップ  | 
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 大田 誠  | 
 65.21%  | 
 90日間 OR 1.5倍  | 
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 千賀 貴生  | 
 21.38%  | 
 90日間 OR 1.5倍  | 
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 浜地 裕樹  | 
 4.28%  | 
 90日間 OR 1.5倍  | 
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 伊藤 浩一  | 
 4.28%  | 
 90日間 OR 1.5倍  | 
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 中里 英之  | 
 1.71%  | 
 
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 今瀬 正之  | 
 0.32%  | 
 
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 富岡 正  | 
 0.32%  | 
 
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 北 康利  | 
 0.21%  | 
 
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 小松 満義  | 
 0.21%  | 
 
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 筑紫 武文  | 
 0.21%  | 
 
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今回は売出を行う株主は大株主上位4名となっており、いずれも同社の役員および従業員となっております。今回はVC等入っておらず、上場後の需給は逼迫する可能性が高いです。初値以上に上場後の値上がりに期待がもてそうです。
公募にて調達する資金は事業所開設資金やシステム投資に利用する予定で業容拡大を予感できると言えましょう。
どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?
今回の「ウェルビー」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。
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 証券会社名  | 
 割当率  | 
 株数  | 
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 主幹事  | 
 みずほ証券  | 
 92%  | 
 1,757,400株  | 
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 幹事  | 
 大和証券  | 
 3%  | 
 57,300株  | 
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 SBI証券  | 
 2.50%  | 
 47,700株  | 
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 マネックス証券  | 
 1%  | 
 19,100株  | 
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 エース証券  | 
 0.50%  | 
 9,500株  | 
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 SMBCフレンド証券  | 
 0.50%  | 
 9,500株  | 
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 岩井コスモ証券  | 
 0.50%  | 
 9,500株  | 
今回は10月4日現在割当が完了しているため、購入は市場での買いつけとなります。主幹事のみずほ証券が約9割の割当があったため、全体的には当選率は少ない案件であったと考えられます。
今後の情報はマネーボックスで確認することができます。新規上場銘柄の情報はここからチェックすることができウェルビーの上場後10月5日以降はここ(6556 ウェルビー)から日々の値動きを確認することができます。
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著者のまとめ
10月5日には3社同時上場を控えていることもあり、IPO市場は加熱度を増してきております。同社の障がい者向け就労ビジネスは社会的には評価されるべき企業ではあるものの、株式市場での人気化にはいま一つ材料が足りないように感じます。
ただし現在の政府の政策次第ではより恩恵を受けることも十分に考えられますので、将来性に対して投資をしていくことをおすすめします。
ただし、マザーズの中でも利益を出せている企業は多くありませんし、上場後の浮動株を考えると値上がりの余地は非常に高いためテーマ型株式ファンドを中心に投資してくる可能性を考えれば面白い動きをしてくると想定されます。
筆者としては福祉サービスを事業会社で行うという社会的意義を同社に感じるため応援したいと考えております。
画像引用元:http://search.sbisec.co.jp/v2/popwin/info/connect/ipo/201708312105.pdf
