【7045】ツクイスタッフ新規上場で気になる株価は!?

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2018年12月17日に東証ジャスダックスタンダード市場へ上場する「ツクイスタッフ」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ツクイスタッフの上場日は!?期待度は?

企業名 ツクイスタッフ
上場市場 東証ジャスダックスタンダード市場
銘柄コード 7045
事業内容 介護・医療に特化した人材サービス事業
所在地 神奈川県横浜市
設立 2016年
従業員 187名
会社HP https://corp.tsukui-staff.net/
監査法人 あずさ
上場日 2018年12月17日(月)
主幹事 SMBC日興証券
BB期間 2018年11月29日(木)~2018年12月5日(水)
価格決定日 2018年12月6日(木)
購入申込期間 2018年12月7日(金)~2018年12月13日(木)

同社は東証1部上場の介護サービスを行うツクイの介護人材派遣事業を行う子会社です。

国内では高齢化による介護事業への需要の高まりがある一方、介護職人材の採用難が増えています。同社はその介護事業者様向けへの人材派遣を行い、ニーズに応えています。親子上場となる同社の動きには注目が集まります。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.tsukui-staff.net/)

同社は2016年1月に、親会社「ツクイ」から会社分割の上誕生した、福祉・医療に特化した人材育成・派遣を行う会社です。

元々2000年4月に施行された介護保険法の以前からツクイでは介護ビジネスを行っており、同社の人材開発事業においては30年以上の実績があります。

一方で介護人材の開発事業においては介護保険法の影響が受けない事業であり、より人材や研修の質を高めるべく、2015年の取締役会にて同社の会社分割を行うことを決議し今日に至ります。

2018年12月現在全国36支店を開設し、介護人材の事業者向け派遣を行っています。また福岡県・香川県・高知県の自治体より「現任介護職員等育成支援事業」の委託を受けており、官民ともに信用の高い事業を行っています。

同社の強みは介護・医療に特化した人材育成を自社で行える点であり、年々取得が難しくなっている介護福祉士の資格の取得支援から教育研修等のサービスを提供しています。全国の36支店にキャリア相談のためのキャリアアドバイザーが119名在籍しており、その内介護福祉士資格等の有資格者が81名を有します。

質の高い事業展開を行っているため、業界内でも一目置かれている存在です。

売上や成長性は?

2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期
売上高(百万円) 1,477 6,789 7,734
経常利益(百万円) 91 455 490
当期純利益(百万円) 62 300 322
純資産額 (百万円) 762 1,062 1,356
BPS(円) 544 758 969
EPS(円) 44 214 230
自己資本比率(%) 50 55 55
ROE(%) 8 33 26.7
配当性向(%) 9 11

同社の業績は2016年3月期から3期間のみしか公表されていませんが、順調に伸びています。売上利益共に上昇しておりニーズの高さを感じます。配当政策については原則期末配当1回とし、配当していく方針です。前期では1株25円配当で、配当利回りが1%程度、配当性向11%でした。

公募株数 総数300,000株             (内、公募100,000株、売出200,000株)
OA分 45,000株
発行済み株数 1,500,000株
想定価格 2,580円(1株単位・26万円)
仮条件 2,580円~2,630円
初値予想 3,000円~3,500円
想定PER 約12倍
想定PBR 約2倍
配当利回り 約1%
想定時価総額 39億円

今回の上場にあたっての吸収金額は9億円で、時価総額は39億円と中規模サイズです。既に親会社が上場している親子上場のためどのような評価がなされるかが気になるところですが、親会社が株式の大半を有していることから需給がタイトである可能性が高いため、安定した値動きが期待できるかもしれません。

株主名 保有割合 ロックアップ
(株)ツクイ 79.30% 180日間
ツクイスタッフ従業員持株会 9.46% 180日間
三宅 篤彦 1.11% 180日間
平野 裕 0.85% 180日間
田村 雅人 0.85% 180日間
金井 直人 0.33% 180日間
下村 光輝 0.20%
久保田 勝 0.20%
内藤 哲郎 0.20%
土井 貞和 0.20%

大株主は、親会社であるツクイで、全体の79%の株式を有する連結子会社です。VCは入っておらず、同社の従業員と役職員が株主です。

今回の売出は親会社のツクイのみで20万株です。売却後も株主構成比は基本変わりません。

公募によって調達する2.3億円は新規出店費用や人材採用のための広告宣伝費に充てられる予定です。前向きな投資に充てられます。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ツクイスタッフ」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 SMBC日興証券 88.70% 306,000株
幹事 野村證券 6.09% 21,000株
みずほ証券 2.61% 9,000株
いちよし証券 0.87% 3,000株
SBI証券 0.87% 3,000株
マネックス証券 0.87% 3,000株

今回はSMBC日興証券が主幹事を務めています。親会社は野村證券が主幹事ですが、違う主幹事を使う予定です。株数は多くはないため取得は容易ではないでしょう。

著者のまとめ

不人気とは言われるものの、確実に需要が増している介護事業において優秀な人材の確保は容易ではありません。同社はその人材に着目し事業展開を行っているため上場後注目されることが想定されます。

親会社ビジネスで活用されている介護保険に該当しない当ビジネスだけ切り離すことで経営の透明性をだしていくことを考えると評価できる上場であると考えられます。注目の上場が多い12月ですが、陰ながらの優良銘柄となる可能性が高い案件です。

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