【7038】フロンティア・マネジメント新規上場で気になる株価は!?

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2018年9月28日に東証マザーズ市場へ上場する「フロンティア・マネジメント」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

フロンティア・マネジメントの上場日は!?期待度は?

企業名 フロンティア・マネジメント
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 7038
事業内容 経営コンサルティング、M&Aアドバイザリー、経営執行支援、事業再生支援
所在地 東京都千代田区
設立 2007年
従業員 142名
会社HP http://www.frontier-mgmt.com/
監査法人 あずさ
上場日 2018年9月28日(金)
主幹事 みずほ証券
BB期間 2018年9月10日(月)~2018年9月14日(金)
価格決定日 2018年9月18日(火)
購入申込期間 2018年9月19日(水)~2018年9月25日(火)

同社は経営コンサルティングを行う企業です。

近年ニーズが増しているM&Aのアドバイザリー業務や再生支援事業を中心に展開しています。株式市場においても注目度が高い経営コンサル銘柄がまた一つ上場してきます。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.frontier-mgmt.com/services.php)

同社は2007年に産業再生機構の出身者によって設立された経営コンサルティング会社です。

2名の代表取締役が前職の産業再生機構時代に大型の事業再生案件を手掛けていたことから、再生案件を中心に経営コンサル業務を拡大させてきました。

事業は大きく4つに分けられ、直近は事業デューデリジェンスやCFO派遣等を行う経営コンサルティング事業とM&Aや事業承継のアドバイスを行うフィナンシャルアドバイザリー業務が大きな2本柱です。その他再生支援事業やファンド事業を行っています。

同社は海外支社も有しており、2011年には中国企業や中国進出企業向けにコンサルを行うために上海支社を立ち上げ、2017年にはアメリカ・ニューヨーク支社を立ち上げています。ファンド事業では日本政策投資銀行と共同でファンドを設立しているなど、早くから事業拡大に努めてきた会社です。

売上や成長性は?

2013年12月期 2014年12月期 2015年12月期 2016年12月期 2017年12月期
売上高(百万円) 2,657 2,698 3,242 3,337 3,880
経常利益(百万円) 76 4 170 6 254
当期純利益(百万円) △52 △38 72 △22 144
純資産額 (百万円) 553 488 487 599 742
BPS(円) 193,944 171,050 194,681 239 296
EPS(円) △18,616 △13,494 27,892 △9 58
自己資本比率(%) 41 36 32 38.2 37.6
ROE(%) 15 21.5
配当性向(%)              53.1              12.6

同社の業績は緩やかな上昇を見せています。経営コンサル業界は人材が命のため、同社も人材確保に努めてきました。その結果人員が増えることで売上高も増加させています。利益面はコスト増で安定的に利益は出ていませんが、今後の上昇が見込めそうです。配当政策については、安定した配当を出していく方針です。基本は連結当期純利益30%の配当性向を目指していくようです。

公募株数 総数520,000株             (内、公募270,000株、売出250,000株)
OA分 78,000株
発行済み株数 2,853,000株
想定価格 2,260円(1株単位・23万円)
仮条件 2,160円~2,260円
初値予想 2,700円~4,000円
想定PER 約45倍
想定PBR 約5倍
配当利回り 約0.8%
想定時価総額 64億円

今回の上場にあたっての吸収金額は14億円と中規模で、時価総額は64億円とIPOとしてはまずまずのサイズです。ただし業界として注目されていることもあり初値高騰が見込めそうです。

株主名 保有割合 ロックアップ
大西 正一郎 29.87% 90日間
松岡 真宏 29.87% 90日間
フロンティア・マネジメント(株) 11.92%
矢島 政也 6.40% 90日間
村田 朋博 2.25% 90日間
合田 泰政 2.04%
西田 明徳 1.26% 90日間
光澤 利幸 1.23% 90日間
大谷 聡伺 0.92%
矢野 勝治 0.75%

大株主は共同で代表取締役を務めている大西正一郎氏と松岡真宏氏で、お互い29.9%の株式を保有しています。その他や役職員が中心となっています。また金庫株を12%ほど有しています。

売出は大西氏と松岡氏がそれぞれ12.5万株を売り出し、計25万株です。上場後も株の保有比率を合わせ、共同代表として経営していく方針です。その他大株主の一部には基本90日のロックアップ制限がかかっているため、需給は非常にタイトです。

公募によって調達する5.5億円は、人材採用資金や本社移転費用、共同ファンドへの出資に充てられる予定で、前向きな投資のためのIPOであります。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「フロンティア・マネジメント」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 みずほ証券 88.70% 530,400株
幹事 SMBC日興証券 4.35% 26,000株
SBI証券 2.61% 15,600株
岡三証券 1.74% 10,400株
岩井コスモ証券 0.87% 5,200株
いちよし証券 0.87% 5,200株
丸三証券 0.87% 5,200株

今回はみずほ証券が主幹事を務めています。その他は中堅IPOに強みを持つ証券会社が幹事に名を連ねています。株数は非常に少ないため獲得は難しいでしょう。

著者のまとめ

株式市場で注目されている経営コンサル銘柄がまた1社上場してきます。

人で勝負できる業界のため非常に利益率が高いという点から投資家から注目を集めやすいでしょう。同社の代表取締役は過去にカネボウやダイエー、JALの再生に関わった実績のある方々で、広い人脈から紹介される案件を人員増加によってこなしていけることが大いに想定できます。

できる限り全力で取り組みたい案件です。

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