【7044】ピアラ新規上場で気になる株価は!?

[ スポンサードリンク ]

[ スポンサードリンク ]

2018年12月11日に東証マザーズ市場へ上場する「ピアラ」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ピアラの上場日は!?期待度は?

企業名 ピアラ
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 7044
事業内容 ECマーケティングテック事業および広告マーケティング事業
所在地 東京都渋谷区
設立 2004年
従業員 133名
会社HP https://www.piala.co.jp/
監査法人 あずさ
上場日 2018年12月11日(火)
主幹事 SBI証券
BB期間 2018年11月22日(木)~2018年11月29日(木)
価格決定日 2018年11月30日(金)
購入申込期間 2018年12月4日(火)~2018年12月7日(金)

同社はEC事業者向けのマーケティング支援を行う企業です。

EC事業者が運営する上で悩まれるマーケティングを自社開発のテクノロジーによって解決するための提案を行っている企業です。リアルからネットに移りつつある現代ならではのビジネスモデルである同社ですが、市場から高く評価されています。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.piala.co.jp/ec-transformation/)

同社は2004年、現代表取締役社長の飛鳥貴雄氏を筆頭に設立されました。

同社ビジネスは、EC事業者向けのコンサル支援です。主に自社開発のECシステム「RESULTシリーズ」を顧客に提供し、成果に応じた「KPI保証」型サービスで対価を得るモデルです。

同社では一連のモデルを「ECマーケティングテック」と呼んでおり、広告代理や顧客管理支援、その他マーケティング支援を自社システムで一元化管理ができるようになっています。利用顧客としても成果が出た分の利用料で済むため導入が進んでいます。これまで約600社以上の支援を行ってきており、ノウハウの蓄積が進んでいます。

主にシニア向けや美容・ヘルスケア向けの企業のみに特化することで、効果測定を行いやすいようにしています。

今後は海外向けの越境EC市場向けへの強化を考えており、現在中国とタイに関連会社を設立し、次の展開をにらんでいます。

売上や成長性は?

2013年12月期 2014年12月期 2015年12月期 2016年12月期 2017年12月期
売上高(百万円) 3,258 4,198 4,542 5,869 7,291
経常利益(百万円) △57 25 △149 90 33
当期純利益(百万円) △65 13 △359 65 19
純資産額 (百万円) △7 5 △228 △165 365
BPS(円) △23,697 1,600 △6,398 △116 172
EPS(円) △205,919 6,325 △11,296 45 11
自己資本比率(%) △1.0 1 △29.7 △19.7 22
ROE(%) 19.4
配当性向(%)

同社の業績は右肩上がりです。売上高は2013年12月期から直前期までの5期連続で増収となっています。利益面では投資先行のため赤字の期間があるものの順調に伸ばしている印象です。配当政策については、企業成長を優先するため無配を予定しています。

公募株数 総数440,000株             (内、公募350,000株、売出90,000株)
OA分 44,000株
発行済み株数 3,481,840株
想定価格 2,210円(1株単位・22万円)
仮条件 2,350円~2,550円
初値予想 3,800円~5,0000円
想定PER 約400倍
想定PBR 約7倍
配当利回り なし
想定時価総額 77億円

今回の上場にあたっての吸収金額は11億円で、時価総額は77億円と中規模案件です。発行株数は多くないため、需給面から大幅上昇が見込めそうな案件です。一方VCもいくつか入っているため、エグジットによる下落の可能性は否めません。

株主名 保有割合 ロックアップ
FLYING BIRD(株) 28.15% 90日間
飛鳥 貴雄 25.32% 90日間
B Dash Fund 3号投資事業有限責任組合 12.17%
根来 伸吉 5.34% 90日間
山口 渉 5.34% 90日間
三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合 4.06%
森 満彦 2.13%
Vector Group International Limited 2.01%
SBSホールディングス(株) 1.22%
(株) エボラブルアジア 1.22%

大株主は、現代表取締役社長の飛鳥貴雄氏の資産管理会社で、同社株の28%を保有しています。また飛鳥社長個人で25%を有しているため、過半数を超えるオーナー会社であることがわかります。

その他役員が名を連ねますが、VCや上場会社が大株主に多くいる点が気になります。

売出は飛鳥社長と取締役2名、香港系ファンドの4者で90,000株です。大株主にはVCや上場会社が名を連ねており、上場後の値上がりによってはエグジットの可能性があります。

公募によって調達する7.9億円は、自社ソフトへの投資、人材採用費、借入金の返済に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ピアラ」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 SBI証券 86.36% 418,000株
幹事 SMBC日興証券 5.45% 26,400株
みずほ証券 3.64% 17,600株
藍澤證券 0.91% 4,400株
岩井コスモ証券 0.91% 4,400株
むさし証券 0.91% 4,400株
楽天証券 0.91% 4,400株
極東証券 0.45% 2,200株
東洋証券 0.45% 2,200株

今回はSBI証券が主幹事を務めています。個人投資家を中心に獲得できる可能性があります。ただし株数は少ないため獲得できても単元株程度であるでしょう。

著者のまとめ

2018年12月もIPOが多くなっていますが。同社は今後も拡大するECのマーケティング支援に特化したビジネスモデルであり、引き続き成長が見込まれます。

VCや上場会社が大株主に名を連ねているため上場後の下落要因を抱えているため、右肩上がりに株価が動く可能性は低いですが、需給面が非常にタイトであるため逆に大きく上昇する可能性もあります。

実際上場してみないと何とも言えませんが、可能性を秘めた案件の上場ですので見守っていきたいものです。

ピアラ株価、PTS株価、ADR株価はこちら

[ スポンサードリンク ]

[ スポンサードリンク ]