【2970】グッドライフカンパニー新規上場で気になる株価は!?

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2018年12月17日に東証ジャスダックスタンダード市場へ上場する「グッドライフカンパニー」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

グッドライフカンパニーの上場日は!?期待度は?

企業名 グッドライフカンパニー
上場市場 東証ジャスダックスタンダード市場
銘柄コード 2970
事業内容 投資用新築一棟賃貸マンションの用地仕入・企画設計・施工・監理・賃貸仲介・賃貸管理など
所在地 福岡県福岡市
設立 2008年
従業員 44名
会社HP http://www.goodlife-c.jp/
監査法人 トーマツ
上場日 2018年12月17日(月)
主幹事 みずほ証券
BB期間 2018年11月29日(木)~2018年12月5日(水)
価格決定日 2018年12月6日(木)
購入申込期間 2018年12月7日(金)~2018年12月12日(水)

同社は熊本・福岡を中心とした九州エリアで投資用不動産ビジネスを展開する会社です。

日本の政令指定都市では東京に次いで人口を伸ばしている福岡市や震災復興で活況の熊本を中心にビジネスを行っており、引き続き新築マンションおよびアパートへの需要が見込める点から、上場後に評価を伸ばしてくる可能性の高い会社の上場となりそうです。

どんなことをしている会社なの?

(参照:http://www.goodlife-c.jp/results/81/)

同社は2008年に熊本県で「水前寺不動産」として創業し、同時に一級建築士事務所として登録しました。2017年12月に本社を福岡に移転させました。

同社は不動産投資家に対して、主に投資用新築一棟賃貸マンションおよびアパートのための用地取得、企画、設計、施工、賃貸仲介、賃貸管理、売却までワンストップで対応する不動産マネジメントサービスを行っています。

現在は「LIBTH」ブランドで新築マンションを建設しており、熊本と福岡で既に81棟を建設済みです。2018年12月時点で17棟のプロジェクトが進行中です。

同社の強みは用地取得から企画設計施工までを自社内で完結できる点であり、不動産と建設の機能を併せ持っている点は他社よりも高い強みです。

併せて入居者の募集や管理を行い不動産投資家が安定的に投資を行えるよう賃貸管理を自社で行えるようにしています。

今後は木造アパートタイプから、ミドル・ハイクラスのRCマンションのラインナップの拡充と共に、他エリアへの進出を目論んでいます。

売上や成長性は?

2014年5月期 2015年5月期 2015年12月期 2016年12月期 2017年12月期
売上高(百万円) 1,341 1,541 232 2,363 2,579
経常利益(百万円) 118 190 33 334 376
当期純利益(百万円) 79 112 25 237 254
純資産額 (百万円) 158 270 295 539 793
BPS(円) 71,743 122,789 134,036 490 721
EPS(円) 36,028 51,046 11,247 216 231
自己資本比率(%) 20 48 29 38 43
ROE(%) 67 53 9 56.5 38.2
配当性向(%)

同社の業績は順調に伸びています。第8期は決算期の変更もあり減収減益となっていますが、比較的順調に業容を伸ばしてきました。配当政策については内部留保を拡充するため、当面は無配を予定します。

公募株数 総数400,000株             (内、公募250,000株、売出150,000株)
OA分 60,000株
発行済み株数 1,350,000株
想定価格 1,590円(1株単位・16万円)
仮条件 1,550円~1,600円
初値予想 2,200円~3,000円
想定PER 約8倍
想定PBR 約2倍
配当利回り なし
想定時価総額 21億円

今回の上場にあたっての吸収金額は7億円で、時価総額は21億円と小規模サイズです。PER8倍、PBR2倍と過大な評価はされていないものの、直近のかぼちゃの馬車やTATERUの一件で不動産投資への熱が冷めています。ただし、同社のように地方都市に特化している不動産投資では引き続き需要があるため評価される可能性は大いにあります。そのため上場後の株価上昇に期待が持てそうです。

株主名 保有割合 ロックアップ
髙村 隼人 87.98% 180日間
近松 敬倫 5.11% 180日間
伊藤 貴光 1.34%
出永 太郎 0.67%
森田 旭 0.59%
牛島 亮太 0.50%
岡﨑 勲 0.46%
藤川 宜賢 0.42%
吉村 寛子 0.30%
増田 大晃 0.28%

大株主は、創業社長の高村隼人氏で、全体の88%の株式を有するオーナー会社です。その他は同社の役員及び社員となっており、VCが入っていない点から評価ができます。

今回の売出は高村社長のみで15万株です。売却後も株主構成比は基本変わりません。

公募によって調達する3.6億円は新築マンション用の用地取得や工事にかかる外注費に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「グッドライフカンパニー」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 みずほ証券 89.57% 412,000株
幹事 野村證券 2.61% 12,000株
SBI証券 2.61% 12,000株
岡三証券 1.74% 8,000株
エース証券 1.74% 8,000株
西日本シティTT証券 0.87% 4,000株
FFG証券 0.87% 4,000株

今回はみずほ証券が主幹事を務めています。その他地元の地銀系証券の西日本シティTT証券やFFG証券も幹事に名を連ねています。株数は取得しにくいです。

著者のまとめ

不動産投資へのイメージが悪化した2018年ですが、同社は人口流入が大きい福岡や震災復興での需要がある熊本に特化した不動産投資であり、引き続き入居需要があると考えられます。

飽和状態の東京近辺ではない点から、IPOラッシュが落ち着いた後の実力評価の際に見直される可能性が大いにあります。向かい風をチャンスに変えられるか注目していきたいものです。

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