【7357】ジオコード新規上場で気になる株価は!?

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20201126日に東証マザーズ市場へ上場する「ジオコード」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ジオコードの上場日は!?期待度は?

同社はWebマーケティング支援及び業務支援ツールを提供する会社です。

SEOWeb広告など企業のマーケティング活動が十分に求められる中、企業向けにサービスを提供することで拡大してきた会社の上場となります。

今回は同社の概要を通して事業の成長性等分析していきたいと思います。

企業名

ジオコード

上場市場

東証ジャスダックスタンダード

銘柄コード

7357

事業内容

Webマーケティング事業及びクラウド事業(業務支援ツール「ネクストSFA」、「ネクストICカード」の開発・提供)

所在地

東京都新宿区

設立

2005年

従業員

129名

会社HP

https://www.geo-code.co.jp/

監査法人

EY新日本

上場日

2020年11月26日(木)

主幹事

いちよし証券

BB期間

2020年11月9日(月)~2020年11月13日(金)

価格決定日

2020年11月16日(月)

購入申込期間

2020年11月17日(火)~ 2020年11月20日(金)

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.geo-code.co.jp/nsfa/

同社は2005年に現代表取締役の原口大輔氏によって設立されたWebサイト制作及びコンサルティング会社です。創業来Webマーケティング支援を行っており、企業向けにSEO対策支援を手掛けてきました。

SEO対策はGoogleYahoo!からの検索が大多数を占める今日においては、最も重要視されている対策ポイントであり、同社は特にその点を補うためのフォローを行っています。同社の特徴はSEO対策とWeb広告、そして祖業でもあるWebサイト制作を一気通貫で完結できる体制をとっています。

事業は主に2事業で、「Webマーケティング事業」と「クラウド事業」で運営されています。Webマーケティング事業は先に説明した通り、創業来の蓄積を生かしたSEO対策やWeb広告支援を行っています。

クラウド事業では、中小・中堅企業向けに勤怠管理・交通費精算を交通系ICカードで処理できるサービス「ネクストICカード」や、営業支援ツール「ネクストSFA」を提供しています。

上場を通じて、更にWebマーケティング領域の拡大とクラウド事業の収益向上に努める模様です。

 

2016年7月期

2017年7月期

2018年2月期

2019年2月期

2020年2月期

売上高(百万円)

1,701

2,172

1,299

2,415

2,968

経常利益(百万円)

12

37

66

56

155

当期純利益(百万円)

△9

36

40

1

109

純資産額 (百万円)

120

156

218

219

298

BPS(円)

12,003

15,574

20,859

105

145

EPS(円)

△906

3,571

3,973

0

52

自己資本比率(%)

17.9

20.30

28

26.4

25.9

ROE(%)

25.9

21.3

0.4

42.2

配当性向(%)

業績は成長過程にあります。20182月期より決算期変更となっているので、数字面で比較にしくいところですが、売上高・利益ともに右肩上がりに成長させてきています。

尚、20212月期2Q20208月)の売上高は1,443百万円、経常利益は52百万円となっており、前期と同水準程度の業績が予想されます。

配当は創業来無配で、上場後も内部留保の確保を優先するため無配が予想されています。

公募株数

総数670,000株
(内、公募420,000株 、売出250,000株)

OA分

100,500株

発行済み株数

2,470,000株

想定価格

1,250円(100株単位:13万円)

仮条件

630円~690円

初値予想

1,200円 ~1,250円

想定PER

約28倍

想定PBR

約4倍

配当利回り

なし

想定時価総額

31億円

今回の上場にあたっての吸収金額は10億円で、時価総額が31億円と東証ジャスダックスタンダード上場銘柄としては小規模案件です。業種としては同様に上場企業が多いため、大幅高騰は難しいことが想定されています。

株主名

保有割合

ロックアップ

㈱ディーグラウンド

43.01%

90日間or1.5

原口 大輔

37.53%

90日間or1.5

吉田 知史

3.70%

90日間or1.5

㈱ビジョン

3.58%

 

坂従 一也

1.72%

90日間or1.5

識学1号投資事業有限責任組合

1.43%

 

Orchestra Investment

0.47%

 

後藤 隼人

0.43%

継続保有

小島 伸介

0.43%

 

加藤 康二

0.34%

 

同社の株主構成ですが、代表取締役社長であり創業者である原口社長の資産管理会社が筆頭株主で、43%を保有しています。個人分を含めると約81%を有するオーナーです。その他役員・従業員が株主に名を連ねている他、直近提携した上場会社のビジョンや上場会社系ファンドが名を連ねています。

今回の売出は原口社長のみで、25万株の売出です。

今回の公募によって調達する資金は4.7億円で、調達資金は人材採用費及び人件費、オフィス等設備投資費用に充てられる予定です。

一部の大株主には90日及び公募価格1.5倍のロックアップがかかっており、原口社長にて大半株を有しているためエグジットリスクは低い案件です。

今回は公募が売出を上回る資金調達案件で、事業拡大に向けた資金調達が明瞭であるため、上場後もある程度評価を受け株価の上昇が期待出来そうです。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ジオコード」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

いちよし証券

78.26%

603,000

幹事

SMBC日興証券

5.22%

40,200

東洋証券

2.61%

20,100

楽天証券

1.74%

13,400

松井証券

1.74%

13,400

SBI証券

1.74%

13,400

マネックス証券

1.74%

13,400

極東証券

1.74%

13,400

岩井コスモ証券

1.74%

13,400

岡三証券

1.74%

13,400

丸三証券

1.74%

13,400

今回の主幹事はいちよし証券が主幹事を務めます。その他SMBC日興証券を含む10社が幹事を務めます。

著者のまとめ

Webマーケティング企業の上場会社は意外と多く、明らかに高騰する要素は薄い一方、SaaSモデルのクラウドサービスを提供していることから収益性の拡大は十分に期待できそうです。初値よりも上場後の値動きには注目したいです。

ジオコード株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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