【7046】テクノスデータサイエンス・エンジニアリング新規上場で気になる株価は!?

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2018年12月18日に東証マザーズ市場へ上場する「テクノスデータサイエンス・エンジニアリング」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

テクノスデータサイエンス・エンジニアリングの上場日は!?期待度は?

企業名 テクノスデータサイエンス・エンジニアリング
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 7046
事業内容 ビッグデータ・人工知能(AI)を活用したソリューション提供及びAI製品の提供
所在地 東京都新宿区
設立 2013年
従業員 97名
会社HP https://www.tdse.jp/
監査法人 太陽
上場日 2018年12月18日(火)
主幹事 いちよし証券
BB期間 2018年12月3日(月)~2018年12月7日(金)
価格決定日 2018年12月10日(月)
購入申込期間 2018年12月11日(火)~2018年12月14日(金)

同社は人工知能AIを活用したビッグデータ解析およびコンサルティングを行う企業です。

日本国内でまだビッグデータが黎明期であった2013年より事業を開始しており、AIおよびIoT関連銘柄としては着実に成長してきた会社です。本上場は2018年12月上場の中でも注目を集めそうです。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://www.tdse.jp/product/scorobo/)

同社は2013年に上場企業のテクノスジャパンの子会社として創業しました。

当時はビッグデータやAIが話題に上がるようになっていたこともあり、黎明期に事業をスタートさせた同社は業容を拡大させてきました。

同社はAIを活用したビッグデータ解析に特化し、ビッグデータを用いたデータ経営のためのコンサルティングや、デジタル戦略システムの構築を行っています。

また同社開発のディープラーニング技術を搭載したAI「scorobo」の提供や、他社製AIでSNS解析が可能なシステムの提供を行い、利用料を徴収するストックビジネスも同時に行っています。

市場でも注目されるAI関連銘柄として評価されることが見込まれる案件です。

売上や成長性は?

2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期
売上高(百万円) 1 313 508 818 1,019
経常利益(百万円) △21 24 46 111 103
当期純利益(百万円) △14 15 31 79 75
純資産額 (百万円) 36 51 407 467 649
BPS(円) 36,151 51,137 54,268 311 349
EPS(円) △13,849 14,986 16,955 53 45
自己資本比率(%) 93 59 86 81 78
ROE(%) 34 14 18 13.4
配当性向(%) 15 24 6

同社の業績は順調に伸びています。2013年に創業したためトラックレコードは短いですが、創業2期目で黒字に転換しているなど経営として高く評価できます。配当政策はこの手の業界では珍しく配当を出しており、直近期では配当性向13.4%でした。今後も内部留保を確保しながら配当を出していく方針です。

公募株数 総数536,000株             (内、公募190,000株、売出346,000株)
OA分 80,000株
発行済み株数 2,200,000株
想定価格 2,900円(1株単位・29万円)
仮条件 2,900円~3,200円
初値予想 5,000円~7,000円
想定PER 約85倍
想定PBR 約6倍
配当利回り 約0.1%
想定時価総額 64億円

今回の上場にあたっての吸収金額は18億円で、時価総額は64億円と中規模ですが、業種としては大幅高騰が見込めるため、寄付買いをしていきたいところです。ただし、2017年に上場したHEROZでは初値10倍以上と異常な動きもあったため、数倍程度であれば検討しても良いかと思われます。

株主名 保有割合 ロックアップ
㈱テクノスジャパン 43.33% 180日間
城谷 直彦 8.60% 180日間
㈱エヌ・ティ・ティ・データ 8.60%
あいおいニッセイ同和損害保険㈱ 8.60%
城谷 紀子 4.30% 180日間
奥出 聡 4.30%
テクノスデータサイエンス・エンジニアリング従業員持株会 3.98%
野池 清文 3.23% 180日間
白井 孝秀 3.23% 180日間
佐藤 晃 1.08% 180日間

大株主は、親会社のテクノスジャパンで同社の43%を有します。第2位は同社社長の城谷直彦氏で、約9%の株式を保有しています。城谷社長はテクノスジャパンの創業メンバーであり、前代表取締役社長でした。親会社の取締役を後進に譲り、同社の業績を伸ばしてきました。

その他保険会社やNTTデータなどが名を連ねますが、取締役や従業員で基本構成されており、VC等はいません。

今回の売出は筆頭株主のテクノスジャパンのみで34.6万株です。売却後も株主構成比は基本変わりません。

公募によって調達する5.0億円は研究開発費及び有能な技術者の採用費に充てられる予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「テクノスデータサイエンス・エンジニアリング」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 いちよし証券 76.57% 471,700株
幹事 大和証券 15.65% 96,400株
みずほ証券 2.60% 16,000株
SBI証券 2.60% 16,000株
極東証券 0.86% 5,300株
マネックス証券 0.86% 5,300株
エース証券 0.86% 5,300株

今回は中堅証券のいちよし証券が主幹事を務めています。従って獲得は容易ではありません。株数も少ないため獲得競争が起きることが想定されます。

著者のまとめ

市場では大きく評価されやすいAI関連銘柄が上場してきます。ただし同社のように上場子会社として親子上場する形の場合、値動きとして穏やかな可能性が出てきます。

事業内容と業績はしっかりしていますので、急激な上昇を得ずに気付いたら数倍になっていたという株価の値上がりがありそうです。

いずれにせよ全力で投資に行きたい案件です。値動きには要注目です。

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