【4435】カオナビ新規上場で気になる株価は!?

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2019年3月15日に東証マザーズ市場へ上場する「カオナビ」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

カオナビの上場日は!?期待度は?

企業名 カオナビ
上場市場 東証マザーズ市場
銘柄コード 4435
事業内容 クラウド人材マネジメントシステム『カオナビ』の提供
所在地 東京都港区
設立 2008年
従業員 107名
会社HP https://corp.kaonavi.jp/
監査法人 あずさ
上場日 2019年3月15日(金)
主幹事 大和証券
BB期間 2019年2月28日(木)~2019年3月6日(水)
価格決定日 2019年3月7日(木)
購入申込期間 2019年3月8日(金)~2019年3月13日(水)

同社はクラウド人材マネジメントサービス「カオナビ」を提供する企業です。

企業の人材管理領域に対して提供する同サービスは同業界においてトップシェアを取っており、サブスクリプションモデルを採用していることから業績の伸びが予想できる企業となります。市場でも注目銘柄となりそうです。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://corp.kaonavi.jp/service/)

同社は2008年に創業しました。同社の創業者である柳橋社長は元アクセンチュア出身で、その後「@Cosme」で有名なアイスタイルに入社後、事業企画及び人事部門責任者として、人材開発に携わってきました。

2012年の経験を生かしたサービスとして、人材マネジメント業務に特化したクラウド人材マネジメントサービス「カオナビ」を提供し始めました。

カオナビの特徴は、従業員の顔写真を掲示し、そこから人事情報や経験、スキル等を一元管理できるというもので、直観的に従業員の情報を確認することができるというものです。

また企業の人事配置を行う際にも有効活用ができるように自由自在にカスタマイズができるような設計で利用者目線であると評判です。

年々利用企業を伸ばしており、2018年12月期では1,194社が導入しています。またHRテック業界ではトップとなる約3割の市場シェアを獲得しています。

同社のビジネスモデルは、従業員数に応じたサブスクリプションモデルを採用しているため、利用企業からは安定した利用料を獲得できるモデルとなっています。

今後は利用企業数が伸びることが想定されるため、順調に業績を伸ばしていきそうなモデルであるといえます。

売上や成長性は?

2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期
売上高(百万円) 51 113 239 455 952
経常利益(百万円) △10 △3 △56 △214 △250
当期純利益(百万円) △10 △5 △39 △207 △283
純資産額 (百万円) 26 122 83 177 294
BPS(円) 90,636 35,282 24,079 △30 △2
EPS(円) △36,860 △1,487 △11,204 △52 △66
自己資本比率(%) 71.7 85 49.6 46.4 33.3
ROE(%)
配当性向(%)

業績については、順調に売上を伸ばしているものの、利益面では先行投資のため5期連続で赤字となっています。配当については赤字であるため無配を継続し、内部留保を優先する予定です。

公募株数 総数870,000株             (内、公募500,000株、売出370,000株)
OA分 130,500株
発行済み株数 5,288,000株
想定価格 1,780円(100株単位・18万円)
仮条件 1,780円~1,980円
初値予想 2,200円~3,500円
想定PER なし
想定PBR 約8倍
配当利回り なし
想定時価総額 94億円

今回の上場にあたっての吸収金額は18億円で、時価総額が94億円とマザーズ上場としては中規模案件です。ビジネスモデルとしては評価を受けやすいモデルであるため、上場後に大きく値を上げていきそうです。

株主名 保有割合 ロックアップ
柳橋 仁機 42.36% 180日間
合同会社RSIファンド1号 21.74% 180日間
大和ベンチャー1号投資事業有限責任組合 10.82% 90日間or1.5倍
佐藤 寛之 4.53% 180日間
(株)アスパイア 4.42% 90日間or1.5倍
NVCC7号投資事業有限責任組合 4.17% 90日間or1.5倍
田丸 拓也 2.83% 90日間or1.5倍
NVCC8号投資事業有限責任組合 2.65% 90日間or1.5倍
(株)新生銀行 0.88%
島 浩文 0.53%

同社の大株主は創業者の柳橋社長で42%の株式を保有しています。また投資目的のVCが名を連ねています。中でも日本ベンチャーファンドが運営する「NVCC投資事業有限責任事業組合」や、リクルートが出資を行う「RSIファンド」が大株主として名を連ねます。

売出は柳橋社長と、大和ベンチャーファンド、NVCCファンドの3者で、37万株の売出です。大株主の柳橋社長とRSIファンド、佐藤副社長には180日、その他大株主には90日及び公募価格1.5倍のロックアップがかかっていますので、2,500円程度まではエグジットリスクが少ないといえます。

公募は8.8億円の資金調達で、カオナビのサービス拡充のための投資や知名度向上のための広告宣伝費等に充当される予定です。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「カオナビ」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 大和証券 88.72% 887,600株
幹事 みずほ証券 7.39% 73,900株
東海東京証券 1.39% 13,900株
マネックス証券 1.39% 13,900株
SBI証券 0.78% 7,800株
エース証券 0.34% 3,400株

今回はファンドとして出資をしていた大和証券が主幹事を務めます。その他みずほ証券やネット証券が幹事を務めます。大和証券に口座をお持ちの方であれば獲得できる可能性はありますが、多く株数はもらえないでしょう。

著者のまとめ

世間で注目されているサブスクリプションモデルを採用している同社への注目度は非常に高いものがあります。

企業向けのサービスであるため、解約については非常に低く、導入社が伸びれば業績も向上することが予想できるため、多くの投資家から注目を集めるでしょう。

初値にも期待ですが、上場後にも大いに期待できる案件でしょう。

カオナビ株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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