【7072】インティメート・マージャー新規上場で気になる株価は!?

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20191024日に東証マザーズ市場へ上場する「インティメート・マージャー」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

インティメート・マージャーの上場日は!?期待度は?

企業名

インティメート・マージャー

上場市場

東証マザーズ

銘柄コード

7072

事業内容

データマネジメントプラットフォームの提供、データ活用コンサルティング

所在地

東京都港区

設立

2013年

従業員

37名

会社HP

https://corp.intimatemerger.com/

監査法人

あずさ

上場日

2019年10月24日(木)

主幹事

みずほ証券

BB期間

2019年10月4日(金)~2019年10月10日(木)

価格決定日

2019年10月11日(金)

購入申込期間

2019年10月15日(火)~2019年10月18日(金)

同社はビッグデータを活用したネットマーケティング事業を行う会社です。

企業のマーケティング手段としてビッグデータの活用が叫ばれているため、非常に人気を集めそうな銘柄の上場です。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://corp.intimatemerger.com/

同社は2013年に創業しました。上場会社のフリークアウトHDと、ベンチャー企業の「Preferred Infrastructure(プリファードインフラストラクチャー・PFI)」の合弁で設立された会社です。

アドテクノロジーの開発提供を行うフリークアウトHDと、東大ベンチャーでスタートし、AI開発で話題となっているPreferred Infrastructureによるビッグデータを活用したネットマーケティング会社として年々成長させています。

Webサイトアクセス等、インターネットを利用する方の個人情報が特定されない範囲で、年齢や性別、嗜好等を自社で運営を行うビッグデータベース「IM-DMP」にて収集分析を行います。

そのデータより得られた分析結果を基に、企業向けにネットマーケティングの機会を提供しています。特にWeb広告の最適化を求めるクライアントに対して、データベースの分析結果を提供し、収益を稼いでいます。

今後は既存領域のみならず、営業や金融、人材関連へ適用領域を伸ばしていく方針です。

売上や成長性は?

 

2014年9月期

2015年9月期

2016年9月期

2017年9月期

2018年9月期

売上高(百万円)

74

334

755

1,367

1,647

経常利益(百万円)

39

43

76

141

84

当期純利益(百万円)

25

38

49

96

42

純資産額 (百万円)

44

82

391

488

529

BPS(円)

1,102

2,054

2,735

95

112

EPS(円)

824

952

1,186

40

17

自己資本比率(%)

52.4

44.9

69.2

67

64.3

ROE(%)

101.9

60.3

20.7

21.9

8.2

配当性向(%)

業績は成長を続けています。売上高は直近5期間増収で、利益面では変動はあるものの5期間黒字を計上しています。ベンチャー企業では赤字の企業が多い中、堅実な経営ができています。なお、20199月期の3Q20196月)時点で、売上高は1,639百万円、経常利益は142百万円と前期を上回るペースの業績です。配当は企業成長を優先させるため無配を予定しています。

公募株数

総数260,000株             (内、公募260,000株、売出0株)

OA分

39,000株

発行済み株数

2,660,000株

想定価格

2,320円(100株単位・23万円)

仮条件

1,700円~1,900円

初値予想

2,800円~7,000円

想定PER

約148倍

想定PBR

約5.7倍

配当利回り

なし

想定時価総額

62億円

今回の上場にあたっての吸収金額は6.9億円で、時価総額が62億円です。マザーズIPO銘柄としては小~中規模の銘柄ですが、ビッグデータ関連と市場で大盛り上がりな業種であるため、大幅な初値高騰が見込めそうです。

株主名

保有割合

ロックアップ

(株)フリークアウト・ホールディングス

55.26%

90日間or1.5

簗島 亮次

17.64%

90日間or1.5

(株)電通

9.79%

90日間or1.5

MICイノベーション4号投資事業有限責任組合

4.20%

90日間or1.5

YJ2号投資事業組合

3.26%

90日間or1.5

久田 康平

2.09%

90日間or1.5

(株)新生銀行

1.63%

90日間or1.5

アイビス新成長投資事業組合第5号

1.40%

 

SMBCベンチャーキャピタル4号投資事業有限責任組合

1.40%

90日間or1.5

みずほ成長支援第3号投資事業有限責任組合

1.40%

90日間or1.5

同社の大株主は、親会社の㈱フリークアウトHDで、同社株の55%を保有しています。筆頭2位は同社設立時メンバーであり創業以来の社長である簗島亮次氏で、18%の株を保有しています。

その他事業会社では電通が株式を有しており、VCや金融機関、役員および従業員が株式を保有しています。

今回は売出がありません。

公募は5.4億円の資金調達で、新規採用人材の教育資金や人件費に充当する予定です。同社のビジネスは、優秀なエンジニア人材による開発が必要不可欠であるため、企業拡大のための成長投資に充てられます。

今回は既存株主の売出のない資金調達目的のIPOです。しかし、上場後90日もしくは公募価格1.5倍のロックアップ制限が大半の株主にかかっております。そのため、初値高騰時にはファンドエグジットのリスクがある点は事前に認識しておいた方がいいでしょう。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「インティメート・マージャー」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

みずほ証券

91.30%

273,000

幹事

SMBC日興証券

2.61%

7,800

SBI証券

0.87%

2,600

マネックス証券

0.87%

2,600

いちよし証券

0.87%

2,600

岩井コスモ証券

0.87%

2,600

岡三証券

0.87%

2,600

香川証券

0.87%

2,600

極東証券

0.87%

2,600

今回の主幹事はみずほ証券が主幹事を務めます。その他SMBC日興証券を含めた8社が幹事を務めます。

著者のまとめ

2019年下期で最も初値高騰が狙えそうな案件の上場です。市場は引き続き慎重姿勢ですが、ビッグデータ関連銘柄として高い注目を集めそうです。

初値がついた後はファンドエグジットのリスクがありますが、公募のみの案件ですので需給タイトの中良好な株価推移が期待できそうです。

インティメート・マージャー株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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