【7080】スポーツフィールド新規上場で気になる株価は!?

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20191226日に東証マザーズ市場へ上場する「スポーツフィールド」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

スポーツフィールドの上場日は!?期待度は?

企業名

スポーツフィールド

上場市場

東証マザーズ

銘柄コード

7080

事業内容

スポーツ人財の採用支援サービス『スポナビ』、『スポナビキャリア』など、スポーツ人財に特化した採用支援事業

所在地

東京都新宿区

設立

2010年

従業員

200名

会社HP

https://www.sports-f.co.jp/

監査法人

EY新日本

上場日

2019年12月26日(木)

主幹事

SMBC日興証券

BB期間

2019年12月11日(水)~2019年12月17日(火)

価格決定日

2019年12月18日(水)

購入申込期間

2019年12月19日(木)~2019年12月24日(火)

同社はスポーツ系人材に特化した人材紹介サービスを行う会社です。

スポーツというキーワードで上場する銘柄があまり多くない中、特色のあるビジネスモデルを展開しています。2019年最後の上場銘柄として期待される銘柄でしょう。

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://job.sponavi.com/2021/seminar

同社は2010年に設立された会社で、創業来「スポーツ系人材」に特化した人材紹介サービスを行っています。

主に「新卒向け」と「既卒者向け」に分かれており、それぞれスポーツ人材に特化して就職活動支援を行っています。

新卒の場合は、「現役体育会学生」をターゲットに、就職支援セミナーや就職相談を行います。また既卒者の場合は、アマ・プロのスポーツ選手のセカンドキャリアのための就職支援を行っています。

同社のビジネスモデルは、求職者から費用を取らず、採用側企業よりセミナー等の出展費用や紹介人材の採用の際に成果報酬として受け取る形を取っています。

アスリートのセカンドキャリアについて様々な問題がある現状ですが、企業側とすればスポーツを経験している人材に対する評価が高いことが多く、同社はその分野に特化したビジネスモデルとなっています。

同社の運営するサービスの内、「スポナビ2020」では登録者数2万人超となっており、着々と先輩から後輩に引き継がれているサービスとなっています。

IPOによってより企業の信用度が拡大することが見込まれるため、スポーツ系人材に特化した人材紹介サービスは拡大していくことが想定されます。

売上や成長性は?

 

2014年12月期

2015年12月期

2016年12月期

2017年12月期

2018年12月期

売上高(百万円)

258

415

670

1,107

1,516

経常利益(百万円)

4

24

△0

60

114

当期純利益(百万円)

3

9

△2

41

73

純資産額 (百万円)

14

23

21

59

132

BPS(円)

70,711

1,172

1,073

73

162

EPS(円)

17,432

465

△94

50

89

自己資本比率(%)

16.1

12.3

5.9

14.2

18

ROE(%)

44.1

49.5

100.6

76

配当性向(%)

業績は着実に成長しています。売上・利益共に一時的な赤字が発生したものの、5期連続で成長しています。なお、201912月期3Q20199月末)売上高は1,587百万円、経常利益は330百万円と、3Q時点で前期を上回っており、過去最高業績が期待できそうです。配当はこれまで無配で、目先内部留保を優先しつつ業績が安定したタイミングで配当を出していく方針です。

公募株数

総数301,800株             (内、公募65,600株、売出236,200株)

OA分

45,200株

発行済み株数

881,600株

想定価格

2,650円(100株単位・27万円)

仮条件

2,570円~2,730円

初値予想

3,200円~4,000円

想定PER

約32倍

想定PBR

約8倍

配当利回り

なし

想定時価総額

23億円

今回の上場にあたっての吸収金額は9億円で、時価総額が23億円と東証マザーズ上場銘柄としては小ぶり案件です。独自性があるビジネスモデルで、小ぶり案件であるので初値高騰が見込めそうです。

株主名

保有割合

ロックアップ

篠﨑 克志

35.40%

180日間

加地

18.16%

180日間

森本 翔太

18.16%

180日間

伊地知 和義

18.16%

180日間

永井 淳平

3.18%

180日間

北川 雅人

1.34%

180日間

山本 憲司

0.45%

180日間

佐野 浩太郎

0.42%

90日間

岡村 芳明

0.38%

90日間

小西 秀人

0.22%

90日間

同社の大株主は、代表取締役社長である篠﨑社長で、同社株の35%を保有しています。また2位は取締役である加地氏、森本氏、伊地知氏の3名がそれぞれ18%の同数株を保有しています。その他は従業員および役員で構成されていますが、ファンドが入っておらず、経営陣4名で株式の大半を保有しているイメージです。

今回の売出は篠﨑社長と取締役3名、他1名で、236,200株の売出を行います。取締役3名の売出株も同数となるため、各人の保有比率は同数になります。

公募は1.5億円の資金調達で、オフィス増床費用や人材の採用費用および人件費、広告宣伝費に充当する予定です。大半の大株主には180日および90日のロックアップが掛かっており、上場直後の既存株主のエグジットリスクは大いに低いです。

今回は売出が公募を上回るエグジット案件ですが、VC等が売り出すのではなく流動性の確保のための経営陣の株の売却である格好です。需給がタイトとなるため初値高騰は見込めそうです。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「スポーツフィールド」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

 

 

割当率

株数

主幹事

SMBC日興証券

91.35%

317,000

幹事

SBI証券

2.59%

9,000

いちよし証券

0.86%

3,000

岩井コスモ証券

0.86%

3,000

エース証券

0.86%

3,000

東洋証券

0.86%

3,000

極東証券

0.86%

3,000

マネックス証券

0.86%

3,000

松井証券

0.86%

3,000

今回の主幹事はSMBC日興証券が主幹事を務めます。またSBI証券を含めた8社が幹事を務めます。

著者のまとめ

企業の人材採用難が続く中、人材紹介会社は各社新卒および既卒の就職活動人材の囲い込みに必死です。同社はスポーツ系人材に特化するなど大きな軸を持ったビジネスモデルを持っているため、大いに共感を受けそうです。2019年最終上場銘柄としてのご祝儀買いも受けるかもしれません。

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