【4175】coly(コリー)新規上場の株価とPTS株価&ADR株価

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2021年2月26日に東証マザーズ市場へ上場する「coly(コリー)」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

colyの上場日は!?期待度は?

同社はスマートフォン向けゲームアプリの開発提供を行う会社です。

主に女性向けゲームアプリの開発を手掛けており、創業者は双子の女性と注目が集まっている会社の上場となります。

今回は同社の概要を通して事業の成長性等分析していきたいと思います。

企業名 coly(コリー)
上場市場 東証マザーズ
銘柄コード 4175
事業内容 モバイルオンラインゲームの企画・開発・運営事業など
所在地 東京都港区
設立 2014年
従業員 235名
会社HP https://colyinc.com/
監査法人 EY新日本
上場日 2021年2月26日(金)
主幹事 みずほ証券
BB期間 2021年2月8日(月)~2021年2月15日(月)
価格決定日 2021年2月16日(火)
購入申込期間 2021年2月17日(水)~2021年2月22日(月)

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://colyinc.com/products/)

同社は2014年に金融出身の中島瑞木氏とメディア出身の中島杏奈氏によって設立された会社で、双子の姉妹によって設立された会社となります。創業時には親族外であり東大卒の佐々木大地氏を含めた3者で出資し設立しており、佐々木氏はゲーム事業の統括を行っています。

同社の事業はコンテンツ事業単一セグメントであり、モバイルオンラインゲームの企画・開発・運営を行っています。特に、キャタクターコンテンツを重視したIP戦略を行っており、「夢女子」「腐女子」といった女性ユーザーをターゲットとしたゲーム開発に強みを持っています。

人気タイトルでは、2016年9月にスタートした「スタンドマイヒーローズ」や「魔法使いの約束」とあり、両タイトルで同社売上の大半を締める勢いです。ゲームキャラクターの声優にも人気声優を投入したり、SNSマーケティングを駆使しキャラクターグッズ等の販売等、事業展開には抜かりのない状況です。

元々ゲーム業界に身を置いていた人間ではなかった3人の創業メンバーによって事業拡大をしてきたベンチャー企業ですが、上場後も人気タイトルの企画提供を行うことで拡大を図る模様です。

2016年1月期 2017年1月期 2018年1月期 2019年1月期 2020年1月期
売上高(百万円) 136 462 1,351 2,447 3,359
経常利益(百万円) 7 121 280 383 274
当期純利益(百万円) 5 83 197 251 194
純資産額 (百万円) 14 97 294 545 739
BPS(円) 138,048 969,029 2,941,584 121 164
EPS(円) 268,741 830,982 1,972,555 56 43
自己資本比率(%) 80.2 46.60 58.2 60.2 67.6
ROE(%) 59.8 150.1 100.9 59.7 30.3
配当性向(%)

業績は急拡大推移しています。売上高及び利益に関しては右肩上がりに増加しており、2020年1月期は利益こそ減益に転じたものの、一定の収益を確保しています。通常ベンチャーのゲーム会社であれば赤字企業が多い中、堅実に黒字で推移しているなど評価すべき点が多いと言えます。

尚、2021年1月期3Q(2020年10月)の売上高は4,038百万円、経常利益は1,210百万円と期中ですが、過去最高業績を更新しており、堅調な成長を遂げていると言えます。

配当は創業来無配で、上場後も内部留保を確保するため無配を予定しています。内部留保を有効活用し有力なゲームタイトルを生み出すことで株式価値を高める模様です。

公募株数 総数1,326,000株
(内、公募804,000株  、売出522,000株)
OA分 198,900株
発行済み株数 5,304,000株
想定価格 3,930円(100株単位:39万円)
仮条件 3,930円 ~4,130円
初値予想 4,500円 ~9,500円
想定PER 約107倍
想定PBR 約6倍
配当利回り なし
想定時価総額 208億円

今回の上場にあたっての吸収金額は60億円で、時価総額が208億円と東証マザーズ上場銘柄としては中型案件です。業績の成長性を考えるとこの規模であっても引き続きの成長が見込めそうです。

株主名 保有割合 ロックアップ
中島 瑞木 45.00% 180日間
中島 杏奈 45.00% 180日間
佐々木 大地 10.00% 180日間

同社の株主構成ですが、同社の創業メンバーである3者で保有されています。中島姉妹が同数の45%を保有しており、佐々木氏が10%と非常にシンプルな株主構成です。

VCや事業会社がいない点は非常に稀有な存在で、資金調達が必要とされるゲーム業界においては自己資金や借入等でここまでの事業を作り上げた点では高い評価ができると言えます。

今回の売出は3者それぞれで、522,000株の売出です。尚、株主構成は上場後も変わらずに運営されていく模様です。

今回は公募にて28.8億円の資金調達を行い、調達資金はゲーム運営費用や新規タイトル開発資金、広告宣伝費に充てる予定です。

尚、大株主には180日のロックアップがかかっていますが、3者とも経営陣でありエグジットリスクは皆無と言えます。

今回は公募が売出を上回る資金調達案件ですが、そもそも資金調達の場としてIPOを駆使しているため、評価されるIPOであると言えます。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「coly」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 みずほ証券 89.57% 1,365,900株
幹事 野村證券 8.70% 132,600株
SBI証券 0.87% 13,200株
楽天証券 0.43% 6,600株
丸三証券 0.43% 6,600株

今回の主幹事はみずほ証券が主幹事を務めます。その他野村證券を含めた4社が幹事を務めます。

著者のまとめ

同日に室町ケミカルが上場してきますが、同社への関心が高く、初値高騰も見込めるでしょう。VC等を使わず、3人の創業メンバーを中心に黒字経営を遂げてきた点には高い評価を受けるでしょう。上場後も株価動向には注目を集めたいところです。女性向けゲームを提供している点でも稀有な存在として評価を集めるでしょう。

coly株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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