【4196】ネオマーケティング新規上場の株価とPTS株価&ADR株価

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2021年4月22日に東証ジャスダックスタンダード市場へ上場する「ネオマーケティング」について概要と期待度を見ていきたいと思います。

ネオマーケティングの上場日は!?期待度は?

同社はマーケティング支援を手がける会社です。

SNS等ネットメディアが台頭する中、企業におけるマーケティング活動への重要性が高まっており、専門のマーケティング会社への業務委託が増加しています。今回その中でもメキメキと台頭する同社の上場となります。

今回は同社の概要を通して事業の成長性等分析していきたいと思います。

企業名 ネオマーケティング
上場市場 東証JQスタンダード
銘柄コード 4196
事業内容 マーケティング支援事業
所在地 東京都渋谷区
設立 2000年
従業員 80名
会社HP https://neo-m.jp/
監査法人 太陽
上場日 2021年4月22日(木)
主幹事 いちよし証券
BB期間 2021年4月6日(火)~ 2021年4月12日(月)
価格決定日 2021年4月13日(火)
購入申込期間 2021年4月14日(水)~ 2021年4月19日(月 )

どんなことをしている会社なの?

(参照:https://recruit.neo-m.jp/partnerstaff?_ga=2.234077336.783382214.1619684838-48791401.1619684838)

同社は2000年に広告代理店出身の橋本光伸氏によって設立されました。

創業来よりクライアント企業のマーケティング支援を手掛けており、独立系として自社内で一気通貫でマーケティングが行える体制を構築しています。

主な顧客は中堅から大手企業で、これまで約2,000社との取引経験を有しています。

同社はマーケティングプロセスを4つに分けており、「カクシン(核心)」、「カイハツ(開発)」、「カイタク(開拓)」、「カイゼン(改善)」とマーケティングプロセスに応じたサービス提供を行っています。

商品開発を行う上での市場調査や、デザイン等の開発、ブランディングや広告手法の選択と、クライアントの売上の向上に寄与するサービスをクライアント毎に合わせて対応しています。

また、近年デジタルマーケティングへの戦略構築に悩むクライアントが多い中、同社ではデジタルマーケティングに力をいれており、上場後も引き続きクライアントの拡大に努めていく方針です。

2016年9月期 2017年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期
売上高(百万円) 1,036 1,178 1,020 1,132 1,428
経常利益(百万円) 23 37 59 20 174
当期純利益(百万円) 28 27 55 8 117
純資産額 (百万円) 95 117 172 156 212
BPS(円) 15,864 20,046 29,462 67 96
EPS(円) 4,811 4,653 9,417 3 50
自己資本比率(%) 18 21 27 18.8 21.6
ROE(%) 36.2 25.7 38 5.3 63.3
配当性向(%)

業績については緩やかな上昇に動いています。2019年9月期より連結決算となっており、単純比較は出来ませんが、売上高と利益については右肩上がり転じています。

なお、2021年9月期第1四半期(2020年12月)の売上高は416百万円で、経常利益は87百万円となっています。

配当はこれまでも無配で、上場後も事業投資を優先するため当面無配が予想されています。

公募株数 総数460,000株
(内、公募230,000株、売出230,000株)
OA分 69,000株
発行済み株数 2,448,000株
想定価格 1,660円(100株単位:17万円)
仮条件 1,660円 ~1,800円
初値予想 2,500円 ~ 3,500円
想定PER 約35倍
想定PBR 約7倍
配当利回り なし
想定時価総額 41億円

今回の上場にあたっての吸収金額は9億円で、時価総額が41億円と東証ジャスダック上場銘柄としては小型案件です。マーケティングビジネスということもあり、サイズ感から初値高騰は見込めそうです。

株主名 保有割合 ロックアップ
(株)エムスリードリームインベスター 27.61% 90日間or1.5倍
橋本 光伸 20.33% 90日間or1.5倍
(株)TRMブラザーズ 12.08% 90日間or1.5倍
小林 康裕 8.91% 90日間or1.5倍
村上 直 5.34% 90日間or1.5倍
(株)エイジェック 5.05% 90日間or1.5倍
ネオマーケティング従業員持株会 3.94%
原島 茂雄 3.29% 90日間or1.5倍
葛山 博志 2.70% 90日間or1.5倍
荒池 和史 2.10% 90日間or1.5倍

同社の株主構成ですが、筆頭株主は創業者である橋本社長の資産管理会社で、同社株の28%を有しています。個人所有分と合わせると50%弱を有しています。

その他は取引先の他取締役及び従業員で保有されています。

今回の売出は計7者で230,000株の売出となります。橋本社長は売出に参加しないため、上場後も橋本社長が筆頭株主として経営がなされる予定です。

公募によって3.3億円の資金調達を行い、調達資金は人材採用費や自社のマーケティング費用に充てる予定です。

尚、大株主には90日及び公募価格1.5倍のロックアップがかかっております。今回は売出を行っておらず、既存株主によるエグジットリスクは極めて低い案件と言えます。

ビジネスとしては引き続き伸びる余地がある業界ですが、コンサルタントの質が鍵となるため、上場後に更なる人材採用が進まない場合は成長が見込めない可能性があるのが一番の投資リスクでしょう。

どうやって&どこで新規上場銘柄を買えるの?

今回の「ネオマーケティング」の取り扱い証券会社を以下にまとめましたので参考にしてください。

割当率 株数
主幹事 いちよし証券 78.26% 414,000株
幹事 みずほ証券 6.96% 36,800株
SMBC日興証券 2.61% 13,800株
SBI証券 2.61% 13,800株
楽天証券 2.61% 13,800株
あかつき証券 0.87% 4,600株
岩井コスモ証券 0.87% 4,600株
エース証券 0.87% 4,600株
岡三証券 0.87% 4,600株
極東証券 0.87% 4,600株
東洋証券 0.87% 4,600株
松井証券 0.87% 4,600株
マネックス証券 0.87% 4,600株

今回の主幹事はいちよし証券が主幹事を務めます。その他みずほ証券を含めた12社が幹事を務めます。

著者のまとめ

同日上場が3社となりますが、ビジネス柄とサイズ感としては一番買いを集めそうです。ただし、今後の人材採用によって案件獲得に努めていく必要があるなど、右肩上がりに成長するかは疑問が残る状況です。慎重な投資が必要でしょう。

ネオマーケティング株価、PTS株価、ADR株価はこちら

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